男のスキンケア/日焼け止めの基礎知識

小麦色の肌がカッコ良い。そんな風に言われていたのはもう昔のハナシ。現代社会において小麦色の肌を誇っている人は「健康管理のできていない人」と、そんな喫煙者並みの評価を受けてしまう事もあるのです。その理由は、紫外線の弊害・怖さが世の中に浸透した事にあるのでしょう。

 

と、そういった知識は持ち合わせていたとしても、現実の生活の中で紫外線対策をきっちり行っているちいえる男性は、まだほんの一握りです。

 

そこで今回は、男性が紫外線対策を行う上で、最も身近な方法である「日焼け止め」の基礎知識についてご紹介いたします。

 

【日焼け止めの基礎知識】

私たちの肌は、日光に含まれる紫外線によって日焼けを起こし、ダメージをうけています。ですから、日焼け止めの役割はこの紫外線をブロックする事。しかし、日焼け止めといってもたくさんの種類があり、何を選べばよいのか案外わかりにくいものなのです。

 

ここでは、紫外線の基礎知識・日焼け止めはどんな方法で紫外線を防いでいるのか・どの程度の効力があるのか・シーンごとの使い分けについてご紹介いたします。

 

≪紫外線の基礎知識≫

私たちに健康被害をもたらす紫外線は3種類に分類されます。肌の奥深い真皮層にまでダメージを与え、肌の老化を招くA波・肌表面にダメージを与えながら日焼けを起こすB波・皮膚がんなどの原因となり、紫外線のなかでは最も怖い存在だとされているC波に分かれています。

 

地上まで確実に届き、私たちの脅威となっているのはA波・B波の2種類。現在の日焼け止めはこの2つに対して有効とされています。

 

一番怖いC波ですが、その波長の短さから地上に届くことはないと考えられていました。しかし、オゾン層の破壊などが原因で、その説にも懐疑的な意見が出始めていますので、これまで通りに安心と言い切れないのが現状です。

 

日常生活の中で、このような紫外線の影響を受けずに生活するためには、紫外線に当たらないのが一番。しかし、そうなると日光を徹底的に避けながら生活しなければいけませんので、現実的に不可能です。

 

日常生活を送りつつ、紫外線の脅威から身を守るためには、日焼け止めをはじめとする、日傘・帽子など、紫外線対策アイテムの活用が必須なのです。

 

≪室内にも紫外線は存在しています≫

日焼け止めは日光に当たる時だけ塗っておけばOK!なんて考えていてはいけません。確かに、紫外線B波ならば、窓ガラスにブロックされたり、その波長の短さから室内に届きにくいとされていますので、この意見は正解となります。

 

しかし、波長の長い紫外線A波は、窓から離れていても室内に届いています。こうして届いたA波は、分散し「散乱光」と形を変え、空気中にチリやホコリのように存在し、見えないところで私たちの肌に紫外線の影響を与え続けているのです。

 

ですので、室内であっても紫外線対策は必要なのです。

 

≪日焼け止めはどんな方法で紫外線を防いでいるのか?≫

日焼け止めには、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」といった、紫外線対策に有効な成分が含まれていて、これらの成分が紫外線を防いでくれているのです。それぞれに特徴がありますので、ここでご紹介します。

 

<紫外線吸収剤>

紫外線吸収剤は、肌にあたってしまった紫外線を、肌に代わって吸収し、肌内部に浸透する事を防いでくれています。紫外線吸着剤は紫外線散乱剤よりも紫外線対策の効果が高いとされていますので、絶対に日焼けはしたくない!そんな人に選ばれています。

 

しかし、この紫外線吸収剤はその効果の高さゆえ、肌への刺激の強さが心配されていて、デリケートな肌の人が使用する場合、肌トラブルに発展するといったリスクもあるので注意が必要な成分なのです。

 

〈紫外線散乱剤〉

金属などの粉末が原料の紫外線散乱剤は、肌表面に薄い膜を作ることで、鏡のように紫外線をはね返して日焼けを防ぎます。紫外線吸収剤と比較して、肌への刺激が少なくデリケート肌の人をはじめ、赤ちゃん・小さなお子様であっても使用できるのが最大のメリットです。

 

しかし、紫外線吸収剤に比べると、紫外線防止効果が劣ってしまう事・肌が白浮きする・肌の乾燥を招くことがあるなどのデメリットもあるのです。

 

≪日焼け止めの効力≫

紫外線防止効果の高さは、日焼け止めに記載されているPAとSPFという数値で示されています。PAはA波への効果で、SPFはB波への効果です。それぞれ値が高いほど、効果が高いと判断できます。

 

A波を防ぐ力の強さは、+の数の4段階で表されていて、+の値が高ければ紫外線対策効果が高いと判断できます。一般的には、+は効果あり・++は効果が高い・+++は非常に効果が高い++++は極めて効果が高いとなっています。

 

B波を防ぐSPFは、2から50+までの数値で表されていて、この値の高さに比例して、紫外線への効果が高いと判断します。

 

ちなみに、SPF1=20分の効果ですので、SPF10でも200分の効果が望めるのです。

 

ただし、この値が高ければ高いほど肌への負担は大きくなります。そして、どんなに効果が高いものであっても、その数値通りの効果が期待できるか?と、疑問が残ります。

 

それは、日焼け止めの効果に疑問があるという意味ではなく、摩擦や汗などが原因で徐々に肌から日焼け止め成分が薄れていき物理的に減少する、つまり塗った時の濃度をキープ出来ない事から、そのように考えられています。ですので、どんなに強力な日焼け止めを使用していても、2~3時間に1回程度の塗り直しが必須だという訳なのです。

 

≪日焼け止めをシーンごとで使い分けるには?≫

前述のとおり、日焼け止めは効果が高ければ高いほど、肌への負担も高くなりますので、

シーンと日焼け止め効果の高さを基準に判断し、使い分けをおススメします。

 

たとえばレジャー専用なら、最も数値の高いSPF50+PA++++を選択して、普段使いならば、どこで、どんな風に過ごしているのかで判断しましょう。

 

室内で、外出の機会が少ないのならば、SPF10~20PA++程度で十分ですが、外出や室外での作業が多い場合には、SPF35PA+++程度のものを選択しましょう。

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【まとめ】

日焼け止めの基礎知識についてご紹介してまいりました。普段の生活スタイルやシーンごとに適した日焼け止めを選択できるよう、まずは正しい知識を身に着けましょう。その知識をもとに、紫外線の害から自分や家族を守れるように日焼け止めを選択しましょう。